めっきに関する様々な豆知識・用語集です。
めっき浴の調整を目的とした電解処理。
めっき浴のpHの変化を防ぐために添加する物質。
めっき面の欠陥の有無を目視によって調べる試験。
無電解ニッケルメッキの別称。
名前の通り、電気を使わないメッキ方法でメッキ後、熱処理を行うことにより非常に 硬い表面を得ることが出来る。
また穴の奥など通常メッキの付きにくい箇所にも メッキ液に接触していればメッキされるので複雑な形状の製品にも適している。
カニゼンメッキとは、日本カニゼン株式会社の無電解ニッケルめっきの商品名。
日本国内で最初に広まった無電解ニッケルめっきがカニゼンメッキであるため、俗に、無電解ニッケルめっきのことをカニゼンメッキと呼ぶ。
塩化ナトリウム、酢酸及び塩化第二銅の混合溶液中の噴霧中に試料を暴露させ、耐食性を調べる試験。
銅材に多用される酸洗処理で、非常に綺麗な表面を得ることが出来る。
通常、硝酸をベースとした強酸の混合液へ浸せき、汚れた表面を溶解し新しい 銅表面を露出させ光沢を得ます。
処理の際、多量の窒素酸化物が発生するため処理は減る方向にあります。
金属イオンに配位して、環状構造をもつ錯化合物(キレート化合物)を造る化学物質。
光沢めっきにおいて光沢の乏しいめっき。めっき条件が悪いか、浴に不純物が混入している場合に生じる。
一般に、物体に力 (塑性変形応力よりも大きい力) を加えると、物体は変形してしまうが、
その力よりも小さい一定の力を加えた時に生じる変形の内、時間の経過とともに徐々に変形する現象のこと。
高温度になる程この現象が顕著になる。
クロメート処理というと一般的には亜鉛メッキに施す処理をさします。
処理方法は、亜鉛メッキ後、重クロム酸溶液中にメッキ品を浸せきし表面に クロム酸被膜を生成させます。
浸せき時間・溶液濃度等によりいろいろな色調があり、 淡いブルーのユニクロメッキ、黄色〜緑基調のクロメートメッキが一般的です。
色調が濃いほど耐食性が高いです。
※黒いクロメート処理がありますが、これは処理液に硝酸銀を添加し、黒い皮膜を 得ているもので耐食性が高いわけではありません。
試料にX線を照射することにより、素地及び皮膜から特有な蛍光X線が放射される。この蛍光X線強度は測定することにより厚さを求める方法。
めっき皮膜に光沢を与えるため、めっき浴に加える添加剤。
粗いめっきで主に過大な電流密度の場合に生じる。やけともいう。
腐食性薬品を含んだペーストを試料に塗布し、一定の温度及び湿度に維持して耐食性を調べる試験。
めっき浴中の固体浮遊物がめっき層の中に入り込んで生じた小突起。