めっき匠の技BLOG

昨日は「業界対応専門研修（めっき技術）」に行ってきました。

12月から週に1度この研修を受けに行っています。

様々なめっき技術についての座学、めっき液の分析や分析装置を用いた解析の実習を受けています。

昨日の実習では、SEM-EDXを使った解析を勉強しました。

弊社にも、SEM-EDXが1台あります。

研修で初めてSEM-EDXに触ったので、これを機会に今後も使えるように勉強していきたいと思います！！

明けましておめでとうございます！！

今年もめっきの幅を広げられるように頑張りたいと思っております。

本年も宜しくお願いいたします。

さっそくですが、めっき加工の事例を紹介したいと思います！！

めっき仕様　：　ニッケルめっき 、 銅めっき（下地ニッケルめっき）
材質　：　アルミ1000番台 、 アルミ5000番台
全長　：　25.5 cm
厚み　：　1.0 mm 、 1.4 mm
内径　：　8φ

アルミ材にめっき加工をするための前処理としてジンケート処理を行い、下地に無電解ニッケルめっきをつけた後に、銅めっきを電気めっきでつけています。

外面には一切めっきをつけず、内面にのみめっきを施しております。

パイプの厚みやアルミの材質が異なっていてもめっきが可能です！！

スズめっきやＡｕめっきなど、全体ではなく部分的につける要求が増えていることもあり、
当社で対応出来る部分めっきを紹介します。

下地めっき　：　ニッケルめっき、銅めっき　など
部分めっき　：　金めっき、銀めっき、スズめっき、※ハンダめっき

手のひらサイズくらいであれば対応可！！

※ハンダめっきの場合、ＳＯＣ６物質のひとつであるＰｂ(鉛)が含有しているにも

関わらず、未だに要求があるため弊社では量産対応しております。

もちろん、ＳＯＣ対策として通常のめっき設備とは隔離したエリアで万全を喫しておりますので、
ご安心ください。

ご質問などのお問い合わせは、松本製造部長が分かりやすく丁寧に対応しますので、
どうぞお気軽に！！（＾０＾）／

めっき仕様　：　光沢スズめっき
材質　：　アルミ

アルミ材にめっき加工するための前処理となるジンケート処理を行い、下地にＮｉめっきをつけてから
表層面に光沢スズめっきを施しております。

当社で行っているめっき加工の事例を紹介します。

今回は、

「部分めっき」です。

↑これは短冊状のピン端子で、全体に下地処理でニッケル(Ni)めっきした後、
両先端に金(Au)めっきとスズ(Sn)めっきを施しております。

拡大するとこんな感じ！

めっきの境界線を拡大してみると・・・。

当社第二工場で製作したオリジナル専用治具があるおかげで、職人技がいるわけでもなく、
女性パートさんが化学の実験をやっているような感覚で仕上げてます。

本社工場のめっき後工程で使用しているカゴ専用の揺動機を動画でアップしました！！

これがあれば作業者さんが楽になるのと、安定した品質が確保されます。

高級レストランやホテルで使用されている銀食器のリニューアルってことで、
変色により無残な姿のスプーン・フォークを銀メッキにて甦らせれみました！！

〈めっき前〉

〈めっき後〉

キラキラしてるでしょ～！！

今週末に納品予定の洗浄機(RACCOON-S)、工事と並行しながら全体の写真撮影を行いました

↑プロのカメラマンがアングルを確認

今週末に出荷予定の洗浄機です。

24日くらいにテストラン予定。

ベトナムからやってきた研修生、ダンさん・ファンさんの歓迎会が週末に近所の焼肉屋さんで行われました

↑左の２人が本日の主役で右のイカツイおっさんが用心棒？